水回りの豆知識

給湯器トラブルの対処法

7. 追い炊き・保温ができない

給湯器は経年劣化によってさまざまなトラブルが発生しやすくなります。
例えば、追い炊き機能を作動させても水は冷たいままなど、通常とは違った事象が起きるといった場合はどういった故障が考えられるでしょうか。

ここではそういった、追い炊き・保温機能の異常についてご紹介します。
簡単な対処法で正常に作動する場合もございますので、一度ご確認ください。

蛇口からお湯はでるのに追い炊きが作動しない、お湯が循環しない

こちらがもっとも多いケースかもしれません。
この症状は特に冬場寒くなる地域に発生しやすくなります。この症状のうち多くの原因は追い炊きポンプの呼び水不足によるものです。追い炊きの配管は、凍結防止の為にある一定の温度以下になると追い炊きポンプが自動的に作動するようになっています。この時、浴槽内から排水して、お湯が残っていない状態にしていると、配管内部の水が吐き出され、追い炊きできなくなってしまうのです。

対処法としては、追い炊きポンプ内に呼び水を補充する事です。接続されているカバーを外し、ホースなどでパイプに水を送り込みましょう。
これで無事正常に作動するはずです。 その他、追い炊きポンプの配管の接続部のフィルターがごみや水垢、子供用の玩具などで目詰まりしてしまった場合も、内部の水の循環が悪くなっているため、追い炊きが作動しなかったり、途中で止まってしまうことがあります。接続部のフィルターはこまめに掃除しましょう。

これらの対策をおこなっても症状が改善しない場合は、私たち 日本水道センター(0120-506-123)にご相談下さい。

給湯器を正常に作動させる時の注意点

ここまで述べてきた対処法で追い炊き機能の作動が確かめられなかった場合であっても、給湯器内部に手を加えたり、配線に触れたりするのは、さらに事故を誘発する元となりますのでご注意ください。
また、周囲にガスの臭いがする場合は、火気を使用せず、換気を行ってください。
もちろん、電気の使用なども、引火の恐れがあるため使用を控えてください。